料金構成の基本
 

 旅行代金は①「日本代金」、②「ネパール代金」及び③「プライベート費用」で構成されます。③はアルコールやお土産を購入する、いわば小遣いですので、ここでは①と②について説明します。
 ①「日本代金」:
 日本とネパール間で発生する費用です。具体的には成田-カトマンズ間の国際線フライト、バンコックまたはシンガポールの経由都市のホテル、海外保険及びカトマンズの空港でビザ申請する際の料金などの費用がこれにあたります。
 通常、大手のトレッキングツアを企画できるところは①と②の総額を日本で払うシステムとなっています。しかし、ネパール現地の中小旅行会社にはこれができません。ほとんどのケースが、②の
 費用を提示し、①に関しては「自力でカトマンズまで来てください」という前提で何も書かれていないわけです。これが日本の登山愛好家の大きな壁になっているとマーベルは考えました。なので①  の該当する手配をお手伝いをすることによって、成田を出発してトレッキングを皆さんがグループとして一緒の行動を取れるようしたいと考えています。
 具体的にどこまでお手伝いするかは、皆さんがどの程度海外旅行経験をお持ちかによっても大きく違いがあるでしょうから、申込みを頂いたときに個別相談して進めたいと思います。
 ②「ネパール代金」:
 ネパール滞在中の費用です。
 トレッキング中のほとんど全ての費用、カトマンズでのホテルや観光の費用、国内線や車での移動などが対象となります。詳しくは各トレッキングコースの「価格と条件」に書かれていますのでご
 確認ください。
 この「ネパール代金」は現地取引の貨幣の信用性の関係で、米ドルを使うのが今まで習慣になっています。なので価格も米ドルで表しています。しかし皆さんの便宜を考え、カトマンズの換金所へ一緒に出向きベストレートを使ってドルと等価の日本円で支払います。

チップについて
 

ヒマラヤトレッキングにはチップの慣習があります。通常、トレッキングが終了し、一緒に行動を共にしてくれたガイドやポーターへ、その労いと感謝の印としてチップを渡します。(トレッキング費用
の10%前後を目安としています)
ネパールの習慣:
欧米のレストランやホテル等ではよくある習慣です。ネパールの街中ではあまり見られない習慣ですが、トレッキングでは大方チップを渡す習慣になっています。
これも大多数のトレッカーがヨーロッパ人ということと、ポーターをする人たちは仕事が年間通して保障されていないという背景があるからでしょう。
マーベルの方針:
グループトレッキングでは参加された個々人が判断し、チップを手渡すために調整することは実際、煩わしいものです。また日本人はチップにあまり慣れていません。
マーベルではサービス料を皆様に払っていただき、ガイド、ポーターに配布する仕組みにしています。したがって皆さんが個別に彼らへチップを渡すことは不要です。
マーベルの仕組み:
ガイドやポーターのサービスはトレッキング中の直接的なコストをベースに、その10%をサービス料として計算しています。例えばカトマンズのホテル代や国内線のフライト代などのコストは彼ら
のサービスとは関係ないので計算の対象外としています。ご了承ください

入国ビザ
 

ネパール入国にはビザが必要です。
通常はカトマンズの空港に到着して入国審査時に同時に申請・取得する方法が一番確実で、手続きも簡単です。
事前に用意するもの:
申請書(用紙は到着後の入国審査デスク前にあります)、写真(パスポート用写真サイズ)、申請料(15日間有効 25USドル/30日間有効 40USドル/90日間有効 100USドル)です。申請料の米ドルは成田を発つ前に事前に両替しておきましょう。米ドルはビザ申請用以外は不要ですので、必要金額のみを用意ください。
入国審査時の注意点:
シーズン中は多くの搭乗者が一斉に入国審査所に殺到します。窓口が少ないため長蛇の列になり、処理スピードもかなり遅いことを頭に入れておく必要があります。なのでまず申請書用紙を入手したら、列に並びます。順番を待ちながら記入してもまだ十分時間が余りますので心配は要りません。
入国審査と共にビザを発給してくれますので、ビザに書かれた「Valid Until」の日付が自分の滞在する日にちよりも先であることを確認ください。間違って手書きされる可能性もありますので、その場でしっかりと確認ください。
これが終わるとバッケージ・クレームに行き、自分の荷物を持って外に出てください。よく場内で荷物を無理やり持ってくれるような人がいますが、後で料金を請求されますので注意ください。

海外旅行保険
 

海外旅行をするときは大方の人は海外旅行保険に加入されると思います。ヒマラヤトレッキングには必須です。旅行中の盗難や病気等でお世話になるのはもちろんですが、トレッキング中の思わぬ病気や高山病にも適用されるからです。
万が一の保険:
トレッキング中に不幸にも高山病になりそうな時は、早めの対応をガイドは判断しますが、それでも高山病になると、ヘリコブタを要請し、カトマンズの大きい病院へ搬送してもらうことも想定しておく必要があります。
この時は事前に保険会社の指定連絡先に電話を入れ、指示を仰ぐことになりますが、その時はガイドとよく相談して進めます。

テント生活
 

マーベルはトレッキングの楽しさはテント生活によって倍増すると考えています。食事、睡眠、コミュニケーション、そして何よりも大自然の懐に抱かれた充実感を大切にする工夫をしています。
テント設備:
皆さんが寝泊りするテントは5,6人用サイズに2人で利用するのが基本です。かなりゆったりとしています。それ以外に食事用の大き目のテント、トイレ専用のテントが設営されます。ガイドやポーターの人たちは石室などで寝ますが、適当な石室がない場合はテントも用意します。

食事:
食事の基本は日本食です。お米も東南アジアでよく食べる「タイ米」ではなく、ベトナムなどで作った「日本米」です。料理では醬油、味噌などで味付けします。
時々ネパール料理もでますが、油分控え目です。味付けが薄い、濃いなどは言っていただければ調整もできます。
睡眠:
また睡眠は次の日の活力に不可欠です。羽毛のしっかりしたシェラフ(ダウン材で1.4kg、快適睡眠-10度/使用限界-20度を目安に)を持参ください。
新調するのであれば、現地でレンタルすることを推奨します。その時はインナーシェラフ(いわばマイ・シキフ)を持参し併用すると衛生的で快適です。
マーベルではレンタルシェラフの希望者には、トレッキング出発前のカトマンズ市内で付き添って一緒に選らぶようにします。またテント設備としてマットレスや湯たんぽなどを用意し提供します。

一日の行動パターン
 

トレッキングを開始して2,3日目にはグループの行動パタンができてきます。
この行動パタンはトレッキングにとって大切なリズムとなります。
起床から出発まで:
日の出と共に起床するとお茶が待っています。カメラ好きな方は日の出の1,2時間前から活動開始です。撮影ポイントがテント近くでない場合には地理に詳しいガイドまたはポーターがお連れします。
朝食後、身支度して、8時を目標にに出発します。
皆さんの持ち物は雨具、水筒、飴等間食、カメラ、そして日焼け止めや最小限の身の回り品をサブザックにいれてください。皆さんの大きな荷物はポーターが持ってくれます。
出発から到着まで:
マイペースでトレッキングを楽しんでください。途中休息と昼食を入れ、15、16時には到着です。到着時間はその日のコースによって、皆さんの体調によって前後します。
普通は、皆さんが到着する前にポータが先行して目的地についてテントの設営を済ませ、お茶を用意して待っていてくれます。
到着から就寝まで:
トレッキング中よりもむしろ一番充実した一時(ひととき)かもしれません。
到着後お茶など飲んで一服したら、顔や体の汗を拭き取るためにお湯の洗面器を提供します。グループメンバーとその日に撮った写真の自慢話などをしながら、夕食までくつろいで下さい。夕日が沈む時はまた日中とは違った妖艶なヒマラヤを見せてくれるときがあります。
夕食と団欒を楽しんだ後、8時から9時の間には就寝となります。

高度順応
 

高い山に登ると比例して空気が薄くなり、体に必要な酸素が不足状態になって引き起こす病気が高山病です。予防をしっかりし、万が一かかった時はガイドに早めの相談し大事にならないようにしましょう。 マーベル社ではコースにあった高度順応の日程の設定をおすすめしております。
対策その1:
ゆっくり歩く、時々深呼吸をする、そして水分を多めに取るようにします。
対策その2:
通常3000-3500m地点で1回、更に4000m前後で1回、各連泊することで自分の体に高度順応させるようにします。
対策その3:
ダイアモックスという薬があります。体の持つ自然への適応力が低い人、不安を感じる人は予防薬として薬の助けを借りるのも1案です。日本の山でも2500mから3000mの高所で頭痛や腹痛が来る人は考えたほうがいいでしょう。ネパールへ出かける前に掛かりつけのお医者さんに相談すれば処方してくれます。
対策その4:
不完全な適応の状態で無理をして登り続けてそのうち回復するだろうと自分で判断してはいけません。頭痛、腹痛等が続くようなら早めにガイドに相談しましょう。

シャワー・お風呂
 

日本人はきれい好きなのでお風呂の話も大切なことです。山の上では制約が多く、できること、できないことを事前に知って準備ください。
ロッジ生活の場合:
トレッキング中のロッジでもバスタブを持っているところはほとんどありません。シャワーかバケツ・洗面器による温水を浴びます。電気の通じていない地域もまだあり、太陽熱で温水を作るか、薪で火を沸かした温水なので非常に高価です。と同時に途中で温水が止まることもありますので、最小限の時間で洗う体も順番を決めて駆け足でシャワーを取ります。
テント生活の場合:
テント生活では目的地に到着後、温水を洗面器で皆さんに提供します。
この温水を有効に使い、タオル等で体の汗を拭き取ります。
気になる方はドライシャンプー(水のいらないシャンプー)やウェットティッシュなども持参するといいでしょう

その他
 

出発が間近に迫ってくると「あれはどうしよう?」と頭に浮かぶことが多くなってくるものです。でも意外と知りたいことがガイドブックには書かれていません。そんな幾つかのトピックスについて情報提供します。
トレッキング装備品:
基本的には日本でのスリーシーズンの登山されている装備はほとんどそのまま利用できます。4000m級のトレッキングをされる方はシェラフとダウンジャケットだけは冬用のものを準備する必要があります。
しかし、高価であること、どの程度のものを買うか不安のあるなど、ためらわれる方は無理に新規購入する必要はありません。
現地でレンタルするのも1案です。マーベルは皆さんにあったものを選ぶようサポートします。
トレッキング以外の服装:
トレッキングで使う服装とは別の、いわば街服も用意されるでしょう。
靴も別に必要ですね。山とは違った雰囲気でカトマンズの町を歩くのもいいと思います。
10,11月のカトマンズの日中の気温は東京よりも高いです。しかし夜になると逆に低く感じます。薄手の服装を重ね着して調整しましょう。
トレッキングに出かけるときは袋に入れてホテルに保管をお願いすることができます。ただあまり多く持っていくとカトマンズまでのフライトの制限重量(エコノミークラスで20kg)をオーバーする可能性がありますので、注意しましょう。
トレッキング中の洗濯:
10日間以上のトレッキングには、やはり途中で洗濯する準備をしたほうがいいです。15時前に目的地に到着する時は洗濯日和です。
洗面器を借りて山水でやります。最低限の下着や靴下を洗濯して外に乾すと、その日のうちに乾きます。(日中は気温が高く、かつ空気が乾燥しています)
万が一まだ乾かないときはテントの中に下げておけば朝までに出来上がるでしょう。
バッテリーチャージ:
日の出のベストショットの直前にデジカメのバッテリが切れてしまい、残念な思いをした経験はありませんか?
山では特に朝夕の気温が下がるとバッテリーの性能も急激に下がります。
ヒマラヤトレッキングの雄姿を前に普段よりもたくさんシャッターを押すこととなるでしょう。
まずはバッテリーの予備2,3個を持参することです。
それでも使い切る場合は朝夕はバッテリはチャージ満タンのものを利用し、昼はチャージ低下したものを付け替えて、効率よく使うことです。
ロッジ泊の場合はチャージを有料でさせてくれる場合がありますが、非常に高価です。(ホットシャワー並みです)
また電気の通っていない村ではソーラーバッテリから分けてもらうことになりますので更に条件は厳しくなります。


硫黄岳山荘.png

neishi-nn-3.png

top-logo-2.png